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2023年8月19日土曜日

 最終章

こんな旅が出来たのは、友人のMr Simon のおかげです。彼との出会いは偶然一緒になった飛行機内です。別れ際に連絡先を交換し、それが後にビジネスへ発展したのは奇跡です。

昨夜は彼の息子の家の泊めてもらいました。

こんな機会をくれた事に感謝しています。

Mr.Simon さんとの出会い

そして今回の帰国フライトでは、隣り合わせたオージーガイはドリフト大会に出場するため、恵比寿サーキットへ向かう途中だそう。

彼とも分れ際に連絡先を交換しました。


Coreyと友達になった


人生には色んな出会いが生まれます。

そして色んな人と出会う為にも、僕はまた旅に出ます。

 第八章

アウトバックの開拓史を感じる

今回の旅で一番遠い場所が Longrech というところで、ここまで約1500キロ走行。またオーストラリアのフラッグシップエアラインであるQantas 航空の発祥地です。ここに同社の歴史館が有り、創業者の足跡が紹介されています。

 
創業時を思わせる看板



屋外展示では退役したB747

この展示を見る為にここまで来た理由も有ります。詳細は割愛しますが、昔の人がろくな道路もない時代に移動する為には、大きな苦労と挑戦があったのが分かります。

他にも開拓者の足跡を展示している 

Australian Stockman's Hall of Fame & Outback Heritage Centre

も有ります。ここは到着時間の都合で見れなかったのですが、どちらもオーストラリアの歴史を創った人達の足跡を記しています。



当時の旅の様子


街中の街道沿いには、昔使っていた農機具やトラクターが飾っていて、町ごとに歴史的な記念碑が有り、その町を起こした人たちを紹介しています。

ここを折り返し地点にして、今度は東へ走ります。通過する町が少しづつ大きくなって来るのが分かります。Queensland州の歴史は東から西へと広がって行ったのです。


町を通過するたびに、人の営みが分かる建造物が大きくなって、家の数もちょっとつずつ増えてきました。

そしてついに4日ぶりの信号機が現れました。商店の数も増えて大きな会社も出てきました。



農機具メーカーのディーラー



折り返し地点から感じるのは、オーストラリアの開拓の歴史です。なんか不思議な感じですが、たった二日間で歴史の歩みを見ている様です。

最終日のは出発地点のブリスベンに帰って来ると、ここのは世界の街と変わらない日常が流れています。





丘の上からブリスベンの街を望む


 第七章

マジックアワー

アウトバックにいると普段の生活では見ることもできない一瞬があった。

iPhoneで言うところのマジックアワーだ。

毎夕、毎朝、これを見ると心が洗われる様な気分になる。

夕焼けに染まるカントリーパブに感動しながら、 Beer をいただきく至福のひと時。













アウトバックで見る朝のジックアワーは、鳥がさえずる声に包まれながら観る日の出で、実に感慨深い。僕には文才が無いから上手く表現できないけど、頭のてっぺんから大地のエネルギーが染み渡るような気分になれる。

こんな感じにのも歳をとったからのなのでしょうね。


 第六章

ハイキング

ツーリングの途中で国立公園に寄り道。

ヨーロッパへ行くと必ずハイキングに出かけるけど、オーストラリアもすごい景色がそこらじゅうに有る。

国立公園の駐車場に相棒を止めたら、モトクロスブーツをスニーカーに履き替える。身軽になったら、ハイキングに出発。

ライディング中には感じなかったゆったりとした空気感に包まれて、とってもリラックスする。小川の水音がじつに心地良い。





オージーの人達も自然を楽しむのが実に上手だと思う。年配のご夫婦、子供連れの家族、若いカップル、色んな人たちがハイキングを楽しんでいる。

そしてキャラバンパークにはバラエティーに富んだキャンピングカーングカーが泊まっていて、皆んなリラックスしながらそれぞれのひと時を楽しんでいる。



しか〜し、

一人だけモトクロスパンツで歩く場違い感も否めない。(笑)

 第五章

いざグラベルへ

初日に走った The Head とは違い、アウトバックのローカルルートは直線路が基本で路面も固く締まっている。そこを80〜100キロほどのスピードで走るのはパリダカを走っいてる様な気分が味わえる。(パリダカは走った事ないけど)





遥かかなたまで直線



所々に牛が通れないようにするグリッドと呼ばれるグレーチングがあり、農場の境目と思われる。すれ違う車も一時間に2〜3台。

一度だけ前を走るキャンピングカーに追いついたことがあって、えげつない砂埃の走行を強いられたことがある。

森の中を走るルートでは野生動物がいっぱい出てくる。奈良公園には普通に鹿が居るけど、そんな感じでカンガルーとかエミューがいる。当たり前やけど、ここは野生動物の方が偉いはずだ。カンガルーは奈良の鹿みたいに不規則な動きをするからぶつかりそうになる。申し訳ない。

それに加えて放牧されている牛、牛、牛。

牛様が群で道を渡ろう物なら、暫くまつしかない。彼らの気分を損ねたら大変だ。




グラベルを走ってわかってきたのが、

ヘルメットの快適性。今回新調したヘルメットが、ロングダートになると頭が痛くなってくる。二時間も走ると集中力が無くなってきて、あくびも出てくる。そうなると涙目になりながらひたすら走るが、流石に限界が来た。


ちょっと道端で昼寝だ。

20分は寝たが誰も通らない。

 第四章

グラベルロードに備えて

Queensland州の中西部はOutback(アウトバック)と呼ばれる地域で、乾燥した大地が広がる場所です。

主要なハイウェイは舗装された片道1車線で速度制限が100キロか110キロ。

日本とは違う土の色、木々の種類、底抜けに明るい青空を見ながら走るのは新鮮でなんぼでも走れそうだけど、やっぱりもっとディープな道も行ってみたい。

地図を見ながら当たりをつけて、ルート選定してみる。その前にまずはガソリン給油、予備タンクもしっかり満タン。次に水の確保。これがないと始まらない。何せ距離が半端ない。

赤丸から青丸まで約300キロ
その間に無数のグラベルがある


走ってないけど
この道ではグラベルが560キロもある
東京~大阪に等しい

グラベルのローカルロードにもグレードがあり、一段低い道になると、曲がりクネねってアップダウンも激しく、小川越えも頻繁に出てくる。そうなると路面も轍だらけになり、転けそうなこともしばしば。もし大ごけしたら暫く放置は必至。バイクが壊れたらサバイバル修理覚悟。パンク修理などの工具は積んでいるけど、怪我で身動きが止まれば助けを待つしかない。意識があれば良いけど、最悪に備えてエマージェンシーラベルをヘルメットに貼っておいた。


現地で掛けてもらったバイク保険は結構高額だったけど、日本でかけた海外旅行保険と併せて万全を期しておいた。

何せ救急車はヘリコプター搬送になるはずだ。

 第三章

オーストラリアでの宿泊

僕の旅行の基本は、現地での予定は決めずに気ままに過ごすのが基本。

もちろん今回の旅も気が向いた方に走って行って、夕方になったら宿を探すってパターンで過ごしていました。最初の宿は

比較的規模のある町着き、ツーリストインフォメーションで安宿を尋ねる。しかしタイミングが悪く、この町でオフロードレースが開催されていて宿がない。

一軒だけあきを見つけたものの、宿代が高いのよ。一泊150ドル。(泣)いきなりの洗礼。

ここでオーストラリアの宿を紹介しましょう。宿のタイプは大きく3ジャンル。

1、ホテル        (3星〜5星)値段それぞれ

2、Motel    平均130〜240ドル

3、Pub     平均70〜80ドル

1は割愛して、

Motelとは?

町に入るとロードサイドにあるホテルで、Motor Hotel のこと。

基本的に一部屋の値段で、家族で泊まるにぴったり。






トイレ、シャワー、マルチベッドで、 冷蔵庫、電子レンジが標準装備。部屋の広さもおおよそ40平米以上。もちろん部屋の前に駐車場完備。(都市部では異なる場合もある)

一家4人で旅行する際は、とてもリーズナブル。けれど一人で泊まるには広すぎるので勿体無い。

Pub宿とは?

田舎町のパブに安宿がくっ付いているのが基本。部屋はパプの上階に有り、15平米程度が基本。シングルベッドが標準で、冷蔵庫やシンクが部屋にあればラッキー。通常バス・トイレは共用。けれどもロードサイド宿が基本なので、バイカーにはセキュリティーがある駐車場を用意してくれる。





夕食はどう?

食事はどちらもパブ飯を楽しめる。

大体1皿が20〜35ドル程度で、バリエーションが有る。ビールはパイントグラスで8〜11ドル。僕の場合は、毎晩50ドル程の予算。

オーストラリアドル=100円程度、しかし実勢レートは110円。









田舎町のパブは必ずローカルの常連がおり、お姉ちゃんがカウンターでオヤジをあしらうのが定番。オージーの皆さんは旅行者にも寛容で、よく話しかけてくれる。

(聞き取れればの話だが)

 第二章

いよいよスタート


Queensland州の内陸部は、まるでアメリカの西部開拓の様相で、広大な農地が広がっています。農地といっても日本の畑と違い、地平線が見えるほどの広い牧草地や綿花畑、そしてほとんどは牧場です。(多分)

彼の店が有るブリスベンを出発し、半日ほど走るともうカントリーサイドです。

この辺りから真っ直ぐな道が何キロも続く景色に変わってきて、いよいよ来た〜って感慨に浸りながらアクセルを開けて走ります。








最初に目指した通過ポイントは、

適度な長さの未舗装道路(グラベル)がある、The Head と言われるルート。

曲がりくねったグラベルが、途中で橋もかかっていない川に交差する場所がいくつもあり、適度な水量が有れば水しぶきを上げながら渡る場所です。残念ながら(?)今の時期は乾季のようで川が乾いているけど、川を渡るたびにアップダウンを楽しみながら走れます。



The Headを抜けた後、ひたすら東に向けて走ります。この辺りからすれ違う車も少なくなって、キャンピングカーと超大型トラックがメインになってくる。

こちらのトラックは、3連結のトレーラでロードトレインと呼びます。全長は約50メーター! もあり、追い越すのも追い越されるのも盛大な圧を感じます。

すれ違う時は爆風を感じるほど。ま〜バイクならではの感覚やわ。



 オーストラリア バイクツーリング

第一章

今年の夏休み

今年もやっと最強自動車の夏休みが来ました。

旅行大好き店長はこの為に仕事をしていると言っても過言じゃありません。

今年のプランは、久々のオーストラリア。

前回にブリスベンへ行った帰りのフライトで、機内で友達になった人がブリスベンに居ます。彼はモーターサイクルを日本から輸入するビジネスをしており、僕の休暇のためにバイクを用意してくれました。


そして一度でいいからやってみたかった荒野のツーリングが実現しました。

オーストラリアは日本の国土の20倍の広さで、人口の多くは東海岸に集中しています。若いころは北海道ツーリングを楽しんだこともありましたが、それに比べるとけた違いに大きな大陸です。

僕が初めてオーストラリアへ行ったのはケアンズでした。

グレートバリアリーフで有名な場所でマリンアクティビティーが定番ですが、レンタカーを借りて内陸部へドライブへ行ったのです。それが僕にとってクィーンスランド州にドハマりで、二回目もブリスベーンからレンタカーでドライブしました。 つぎは乾燥地帯の未舗装路を走りたい!

4WDのレンタカーを借りて走ってみるのも考えたのですが、現地での道路事情がよくわからず、一人で運転するのもためらっていました。レンタルバイクも調べたのですが、ブリスベンでは見つけれられませんでした。


そこで友人に相談すると二つ返事でバイクを用意してくれ、懸念のバイク保険も現地の保険会社で手配してくれました。

これでアドベンチャー旅行がスター出来る。

2023年8月7日月曜日

いよいよ夏休みです

 明日から夏休みに入りますので、

この機会にオーストラリアの貿易相手先を訪ねにいきます。

この方とは5年ほど前にオーストラリアへ行った際、帰りの飛行機で知り合いになった人で、その後にはクルマや部品を輸出する相手になりました。不思議なご縁もあるものですね。

この方はモーターサイクルの輸入と卸をされている方ですが、どうせ訪ねるならバイクに乗ればってことで僕のために準備してくれました。



ひとまず市場調査や現地での中古車ニーズなどを探った後に、ソロツーリングに出かけます。以前にレンタカーで走った時は、広大な大陸を実感するドライブになったのですが、今回は肌で風を感じることができるバイクなので楽しみです。

クウィーンスランド州のブリスベンから内陸部を目指して走るつもりですが、郊外に出るとすぐに電話も通じなくなるところです。何かトラブれば何時間もクルマが走ってこないこともありますので、整備士の技術をかけて必死で修理しなければなりません。

もし19日になってもお店が開いていなければ、砂漠で遭難していると思ってください。(笑)