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2013年2月28日木曜日

今度こそ!


さてチンクの対策ですが、

ピストンの焼き付きは、シリンダーの問題だとにらんでいます。
届いた新品シリンダーを、まずはピストンクリアランスを測定。


ピストンピン方向  5/100ミリ
上直角方向     11/100ミリ


すでに大きな違いです。(笑)
ドンマイ、ま~それもいいでしょう。


そして今回特に注目したのが、  『ホーニング』
シリンダー壁にオイル溜まりを作るために、こまかな傷をかける処理で、
焼き付き防止と摩擦低減のために施しているのですが、
新品シリンダーのホーニング目はなんか変。
いままで見たこと無い仕上げです。


やっぱりチャンとしとかんとアカン。
いつもの加工屋へ送り込み、ホーニングを依頼。
で、仕上がったのがこちら。




『プラトーホーニング』って言われてる処理で、
いまでは市販車でも取り入れてるクルマがありますが、
一昔前までレースカーにしかやってなかったやつです。




それからオーバーヒート対策
大阪のチンク屋さんで教えてもらった大容量ファン。




奥のノーマルに比べて、羽がハミってます。
(この程度で変わるんやろか?)
ま~一応ということで・・・。


もうエンジンも組み上がりましたので、
ささっと積んでテスト走行に行きましょう。

2013年2月18日月曜日

エンジンオーバーホールの 『修行』

チンクのエンジン、

ファイナルアンサーから検討した後、
またもやNewsリンダーとピストンを投入することにしました。


交換してエンジンをかけると・・・・・・







































































直ってます♪


念入りな試運転を済ませて、
更に念入りに全開走行テストを敢行!!

うちのスタッフが仕事を終わってから阪奈道路に出かけてくれました。

『しっかりシバイテ来てや』

とのオーダー通り、大阪方面へ向けて全開走行するも、
途中でエンスト。
ま~ここまでは想定内です。
けどどうしても再始動できずに、レッカーで帰還。



翌朝エンジンをかけると、
なんと元通りにカタカタいってます。

ガッカリするやら、呆れるやら、複雑な心境・・・。



しょげてても仕方ないから、またエンジン降ろして分解開始。



今度はしっかり焼き付いていました。
けど片方だけです。これまた謎やわ~。

どうせ焼きつくなら2ついっぺんに焼き付きそうなもんやけど、
なんでやろ?


今度はオーバーヒート対策をしてから、Newピストンを投入することにします。

2013年2月14日木曜日

水平対向祭り

ここ最近、空冷水平対向エンジンが流行ってます♪



ポルシェ2台・フォルクスワーゲンTypeⅢと3台まとめて入庫中。



さらに2台のポルシェは、どちらもオルタネーター取り出し中で
同じような作業も重なるもんです。





TypeⅢはキャブ調整
このエンジン、左右にキャブが分かれているんで同調作業が必要です。






入庫したときはあんまり調子よくなかったので、キャブ調整をするんですが、
ここだけ見てもダメなんだな~。
タペット調整とプラグの点検とか、そのほかエンジン全般を点検してから
とりかからないとドツボにはまります。





肝はこいつ。
この角度が左右で狂ってると空気の吸い込みにばらつきが出て、
バタバタエンジンになってします。

久しぶりに頑張ってみました。