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2014年3月26日水曜日

船のエンジンを見てきた

先日、海上自衛隊へ見学に行く機会があり、機関室を見学させてもらいました。

あまり詳しいことを書くのは控えますが、その船は最近ニュース映像にも
頻繁に露出していた船舶で、乗組員の方に特別に案内してもらうとことが出来ました。





まず上官の方にご挨拶を済ませて、機関士士官の方に案内してもらい、
甲板を何層も下って行くのですが、階段がまるでハシゴみたいで
問題があるお宅の階段みたいです。(爆)


機関室に入るとものすごい騒音が鳴ってるけど、まだ発電用にエンジンが動いてるだけで、
メインエンジンは動いてません。
お目当てのエンジンはまるで 『観光バスサイズ』 で、3フロアにを突き抜けてます。



聞いた限りのスペック

気筒数     V型16気筒 OHV
排気量     不明 (笑)
馬力      11,000馬力程度
種類      ディーゼル
燃料      軽油

これが2基あり、それぞれのスクリュウを回しているそうです。



特質する機能は、逆転運転ができること。
エンジンの真ん中辺りにB4サイズくらいの窓がずらっと並んでいて、
丸太みたいなカムシャフトとプッシュロッドが見えるのですが、カム山が正転用と逆転用があって
船舶板VTECってかんじ。逆転する時は、カムシャフトをスライドさせてカムを切り替えるそうです。


エンジンを始動させるには、スターターモーターなんて有りません。
エンジン横にでっかい圧縮空気のタンクがあって、直接シリンダーへ送り込んで
クランクを回すそうです。

けれどクルマのように即エンジン始動は出来ないらしく、オイルと冷却水をボイラーで温めて、
さらにクランクシャフトを回す巨大モーターで各部へオイルを行き渡らせてから
火入れするとのこと。 フォーミュラ・ニッポンのレースカーと同じです。




ここで、以前に聞いた都市伝説を訊ねてみました。

① 巨大船舶エンジンには、クランクケースに 『クランク室』と書かれた扉があり、
  中には通路があるらしい。

② 航海中にエンジンがトラブルと、1気筒を止めて整備することができる。



①は ガセ
  けれどクランクケースには点検用の蓋が気筒分の数があって、
 人が入ることはできるらしいです。

②は ホント 
 といっても、簡単な整備なら個別のシリンダーに付いてる燃料ポンプの作動を止めて
 整備するとのことですが、ピストンなんかの整備はもちろん無理。



まだまだネタは尽きないので、つづきを楽しみに。




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