先日、工場に一晩止めていたクルマをリフトアップした時、興味深い物を発見!
ベンツのリヤタイヤに、床のペンキが付いているのですが
しかし、それはまさにタイヤが接地している足跡です。
タイヤメーカーの実験場にはガラスの床があって、その上をクルマで走って下から高速度カメラで撮影しているらしいですが、それに近い状態を目撃できたわけです。
クルマに興味のない人は、
『最強の奴、とうとう頭がイカレたんじゃね~か?』
って思われるのでしょうけど、ホイルアライメントを調整する人にはとても貴重なショットです。
写真のタイヤの場合、タイヤの傾きが 『八』 になっていて、内側の方が接地面積が大きくなっています。もちろん走行中もこの状態が基本で回転しているわけで、外側よりも内側の方が接地している時間が長い。つまり単純な理論ではタイヤが内側だけ片減りするわけです。
しかしベンツの偉いところは、車がカーブを曲がる時に接地面が逆に外側のほうが広くなるのを見越しているので、単純には片減りしないわけです。
ぼくがホイルアライメントを調整するときは、この具合をメッチャ気にしています。
車によっても接地面の変化は様々なので、結局のところしばらく走ってきてタイヤの温度を測るんです。
タイヤに突き刺して内部の温度を測るセンサーで、
お世話になったレースガレージの社長からの頂きものです。
つまり、レースカーでも同じ事をやってるんです。
べつに街乗り車は早く走ると言うよりも、タイヤを長持ちさせる意味合いの方が強いけど、
アライメントの判定から空気圧の適性まで、この温度計でかなりのことが判ります。
今日はうちの 『測り自慢』 ということでした。
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